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再会という名のBAR
第1章 突然の別れ・・
伊知子は積極的だったが瞳は尻込みした。
ドアを開けてみないとわからない、なんて
財布の中が賑やかだったとしても踏み出せない。
躊躇って、ドアの前でうろうろしていると急にドアが開いた。
人の良さそうなナイスミドルの男性が、
ドアの前で突っ立っている女二人の存在に、思いもしなかった様子で
驚きの声を小さく上げたが、すぐににこやかな笑顔を見せてくれた。
「よかったらどうぞ。うちはこのあたりでも安い店だって、評判ですから」
まるで二人の会話が筒抜けだったのかと思わせるような誘いの言葉。
でも一番知りたかったのはそこなのだから、
聞かずとも教えてもらえてラッキーだったと思えたからかもしれない。
二人は顔を見合わせいざ挑戦とばかりに店の中へと入っていった。
ドアを開けてみないとわからない、なんて
財布の中が賑やかだったとしても踏み出せない。
躊躇って、ドアの前でうろうろしていると急にドアが開いた。
人の良さそうなナイスミドルの男性が、
ドアの前で突っ立っている女二人の存在に、思いもしなかった様子で
驚きの声を小さく上げたが、すぐににこやかな笑顔を見せてくれた。
「よかったらどうぞ。うちはこのあたりでも安い店だって、評判ですから」
まるで二人の会話が筒抜けだったのかと思わせるような誘いの言葉。
でも一番知りたかったのはそこなのだから、
聞かずとも教えてもらえてラッキーだったと思えたからかもしれない。
二人は顔を見合わせいざ挑戦とばかりに店の中へと入っていった。