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契約的束縛ー羞恥公開調教
第9章 調教師の心



堕ちた女には容赦は無いけどさ。
調教する女としてなら、裸という羞恥を煽る事以外は、物凄く女の体調健康管理に気を使っているし、ショーや誘惑以外、無理な事をさせない。


調教する女であって、奴隷じゃ無い。
俺みたいな思いはして欲しく無い。


だからこそ、あの刀谷の行動に腹が立った。
俺を奴隷束縛していた女と同じ人種だから・・・



「・・・宮野さん?」


「へっ!?」


いけねー!
俺、考え事に没頭してた。
美波、変に思ったかな?



「と、とにかく、俺はああいう人種は許せないんだっ!」


「・・・
ありがとう宮野さん、私みたいなのに、本気で怒ってくれて・・・」


「・・・・・美波・・・」


ありがとうって‥


俺に向かって、ありがとうって‥


調教師の俺に、ありがとうって‥


初めて聞いた、ありがとうという言葉・・・



調教師をしていたら、絶対に聞けない言葉だと思っていた、言われる事なんてしていないから。


それに屋敷時代も、そんな言葉を聞いた事が無い。
自分だけの事で精一杯で、他人なんて構っている余裕も無く、ましてやあの女が、こんな言葉を使う事なんてあり得ない。



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