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契約的束縛ー羞恥公開調教
第10章 美波の心
甘い・・・匂い・・・
心地良い匂いとぬくもりを感じながら、ゆっくりと目を開けた・・・
(・・・え?
胸!?)
視界に飛び込んで来たのは、鍛えられた胸板。
だけど甘く良い匂い。
(そう、私昨日‥‥)
『俺のモノになれ美波』
櫻澤さんにそう言われ、散々イカされて。
最後に櫻澤さんのベッドで眠ってしまったんだ。
(でも・・・)
『私は美波が好きです』
仁科さんの言葉・・・
この数日で、私は色々あり過ぎ。
やっぱり一番は・・・
(痕残る‥‥よね‥‥)
頬にある大きなガーゼに触れる。
あれは事故であって、誰も恨んで無い、櫻澤さんに言った事は本当。
私が拒んで、だから罰を受けた、そう思ってる。
だから私は誰も恨まない。
(・・・でも・・・)
頬の傷は多分残る、それも一生。
私はもう本当に普通に戻れない、こんな傷痕のある女なんて、誰も構わない‥‥それくらい分かっている。
櫻澤さんも、仁科さんも、宮野さんも、本郷さんも。
みんな私のせいじゃ無いって言ってくれて、傷痕なんて気にしないって言ってくれたけど、私の方が気にするよ。