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契約的束縛ー羞恥公開調教
第13章 調教師の立ち位置



美波の話も踏まえて、俺は何時もの如く、中央と連絡を取る為に組事務所へと向かった。





「櫻澤さん!
今日は2人っすか?」


「2人??」


2人とは何の事だ??



「少し前にも来ましたぜ‥
えーと‥‥‥仁科だったか・・・」


「仁科が来ているのか?」


そういえば俺が出る時、仁科は居なかった。
だが、仁科が此処を使うとは珍しい、中央が直接俺に送って来た仁科だが、中央とは連絡を取っていないと思っていた。



(どういうつもりだ?)


ネットで美波が見付けたあの画像の話を、俺は仁科に直接聞いた訳ではない。


だが、仁科だという確証めいたものも、あるのは事実。
丁度良い機会だ、仁科と話をして見るか・・・



「櫻澤さん?」


「いや、なんでも無い‥
何時も通り監視を頼むぞ」


「へいっ!
任せて下さい!!」


組員数名を事務所に置いて、俺は地下の通信部屋へ足を運ぶ。





『・・・・・今更ですよ・・・』



(・・・仁科か??)


仁科の声が聞こえたので、部屋の前で立ち止まり様子を見る事にする。


それにしても、仁科が中央と直接話をするとは。
今まで、そんな素振りすら見せた事は無かったというのにだ。



(・・・
何かが起きたのか?)


考えられるとしたら、その程度。
まあ良い、じっくりと話を聞かせて貰おうじゃないか・・・・・



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