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契約的束縛ー羞恥公開調教
第13章 調教師の立ち位置



「はあ・・・少し、話疲れました‥‥
それに色彩が戻らないと、此処から出れませんし・・・」


少し動いた仁科が出したのは、俺が此処に置いてあった煙草。



「吸いませんか?
と言っても主催のですが‥‥」


「ああ‥‥」


部屋中酷い事になっているので、一番無事そうな空いている仁科の隣の壁に腰を下ろす。



「出来たら、ライター貸して貰えませんか?」


「さっき吸っていただろう、どうやって火を点けたんだ?」


「それですか・・・」


多少嫌という顔をしたが、仁科は煙草を咥え、突然煙草の間に小さな火が現れた!



「・・・火が・・・」


「主催、点けないんですか?」


「あ、ああ‥‥」


浮いている小さな火から、煙草に火を点けて。
変な感覚だ・・・



「だからライターと言ったんですよ‥
不自然でしょう、何も無い所に火があるのは、ですがそれが私の力です」


「確かに目に見えると違和感はあるな」


「風や火、自然にある普通のもの‥
それを制御して使っているだけの事、本来は世界中の何処にでもあるんですよ」


「普通は出来ん」


「制御出来るのが、私の力ですから‥
使うと後が面倒なんで、殆ど使いません、血の調達が面倒くさい」



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