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契約的束縛ー羞恥公開調教
第14章 MでありSであり



・・・って言ったら、渋い顔をされそう。
だって、躰をくの字に曲げて、野菜を切っている本郷さん、これちょっと面白い。



(あ‥‥
だいぶ頭が冷えたかも‥‥)


シャワーから出た時は、まだ頭がというより、躰が中途半端で煮え切らない状態だったのに。


こうしてキッチンに立って、本郷さんの料理姿を見ていたら、今度こそ完全に抜け切ったみたい。



「・・・髪・・・」


「・・・え?」


「乾かさなかったのか?」


「ああ!
ちょっとシャワーに長く居過ぎて、乾かす暇が無かったんです」


「風邪引くぞ?」


「大丈夫です、此処ってどの場所でも一定温度ですし、後でちゃんとドライヤー使いますから」


「前に風邪引いただろう?」


「・・・うっ・・・」


それを言われると、何も言い返せない。
本当に風邪で数日寝込んだのは私だから。



「パスタの方が一段落したら、乾かして来い‥
サラダとスープ程度なら、俺でも何とかなる」


「・・・はい・・・」


ぶっきらぼうに話すけど、本郷さんって本当に気を使ってくれる。


お言葉に甘えて、パスタだけ完成させた後、髪を乾かしに部屋へ戻った。


乾かしてリビングに戻って来たら、綺麗に盛り付けまでしていてくれて、ビックリはしたけどね。



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