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契約的束縛ー羞恥公開調教
第14章 MでありSであり

細縄を持ち、美波の目の前で複雑に縄を編み組んでいく。
昔、道具が少ない頃に出来た技らしいが、今はこれを使う事は殆ど無い。
理由は代用になる物が沢山あるせい。
多少ながらも危険がある縄より、危険が少ない物を選ぶ、当たり前の話だ。
「すごく器用‥
それに細かくて繊細‥‥」
「ん?
途中で形が崩れないように、しっかりと縄を組むのが技だ‥
最後までこのままの方が良いだろ?」
「・・・
これって・・・」
どうやら美波は、何を作っているか気付いたようだな。
「どうだ?
もっと太くも長くも出来るぞ、それともカリ高の方が良いか??」
「それは・・・
本郷さんに・・・お任せします・・・」
「意外に欲が無い」
俺が細縄で作っているのは、縄のペニス。
昔はこういう物で代用していた名残の縄芸。
習得率が低いので、緊縛師でも作れる奴はそうは居ない。
古典緊縛、俺が師匠から受け継いだ技の1つ。
「縄って凄い‥
何でも作れちゃいそう」
「限界はあるがな‥
縄を使った物は一般でも数多くある、ただ今は縄よりも性能が良い物ばかりで、縄職人すら減ってしまった」
「でも、こうしてちゃんと生きてるでしょう?」
「完全に廃れる事は無いだろうよ」

