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契約的束縛ー羞恥公開調教
第14章 MでありSであり

「分からんか?
俺達がお前を見る目‥
餓えた獣のように、お前を狙う野生じみた目を‥
美波お前は、躰でも心でも、誘惑に強い調教師すら虜にしたんだ、普通の男だったら先ず保たんな」
「・・私が・・・うっっ・・・」
私が、みんなを虜にしたの?
どうして??
私はただ、みんなを見て本心を言っただけ。
何も意図なんかしていない。
「・・・・・
人の心を見抜く、それがお前の潜在的能力‥
美波自身は無自覚だったかも知れん、だがそれはMではなくSが持つ素質‥
心を的確に掴める奴などそうは居ない、その類い希な能力を美波は持っているんだ」
「あ"あぁ・・・」
「本郷、もう片方もだ」
「はい・・・」
私は・・確かに皆と話をして、皆の心深くに入ってしまったのかも知れない。
櫻澤さんの言うように無自覚に・・・
驚いた顔‥
喜んだ顔‥
悩んだ顔‥
考えた顔‥
みんなの色んな顔を見た。
その表情の変化と少しの話で、私はそれで私の言いたい事を言ったとは思う。

