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第15章 獣の調教師

「全員・・・」


「つい・・・」


「ゴホンっ‥‥」


仁科さんも本郷さんも、目線を反らせて気まずい顔。
私だって、物凄く気まずい。



「なー美波ぃー
オナってる所を直接見たいな俺・・・」


「えぇー！！
無理っ、絶対に無理っ！！」


慌てる私と、何時も通りにコロコロと擦り寄る宮野さん。
幾ら言われても、それだけは絶対無理！



「美波ぃー」


「み‥‥宮野さんが、自分でシている所を見せてくれるのなら、考えます」


最後の手段・・・‥反撃・・・


調教期間が終わったのだから、みんなの命令を聞く必要は無い。
それは櫻澤さんに散々言われた、少し意識改革しろって、自分なりに考えろって。



「げっ！？
美波にヌいてる所を見せる‥‥俺無理だぁ！」


「宮野の負けですね」


「見せろと言うなら、見られてイーブンだろ‥
美波の言い分の方が最もだ」


宮野さんに更なる追い討ち。
だけど、カメラで見ていた事、忘れてませんっ！



「みんなの部屋にカメラを付けようかしら‥‥」



「「「はっ！？」」」


「だって、私だけじゃ悔しいもの‥
みんなだって、たまには１人でするでしょう？」



「「「・・・・・」」」



あれ？
３人共黙っちゃった。
少し言い過ぎたかな？？