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契約的束縛ー羞恥公開調教
第19章 2人目の主催

言いたい放題はお互いだけど。
金髪のホスト風の東条海里と、如何にもキツめ美人系の神楽亜弥。
2人が組事務所を出て行くまで、櫻澤さんは一言も話さない。
「・・・美波、地下へ行くぞ」
「・・・えぇ・・・」
漸く話した櫻澤さんに合わせ、私も地下への階段を下りた・・・
「全く東条の奴は‥」
「私は気にしてませんけど‥‥」
どうやら櫻澤さんは、次の競売用のデーターを送るのに、この地下に来たらしい。
端末を操作しながら、愚痴る櫻澤さんは珍しいかも。
「気にしないと言ってもな・・・」
「私は何処にも行く気はありませんから・・・」
「それは分かってる‥
問題は、東条達が何を仕掛けて来るかだ」
あの、通り過ぎる時の捨て台詞。
櫻澤さんは相当気にしてるみたい。
「・・・
例え何があっても‥
私は櫻澤さん達を裏切る事はしない、それが私の小さな矜持」
「・・・美波・・・」
「だから安心して、霧斗?」
「・・・
分かった・・・」
悩む櫻澤さんなんて似合わない。
私の大好きな野生の獣は、何時でも自由奔放にしていて欲しいもの。
無言で椅子に座っている、櫻澤さんの首に、そっと腕を回す。
櫻澤さんも、そっと私の腕に手を乗せてくれた・・・・・

