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第19章 ２人目の主催

「・・・櫻澤めっ！！」


夜にもう一度、俺は亜弥と一緒に上杉組に戻って来た。



「俺の方にも、何かあったら報酬歩合を下げると言いやがった」


「上杉さんにもか‥
・・・そろそろ櫻澤を潰したい・・・」


元々目障りな櫻澤。


日本は俺の所１つだったのに、海外から日本に来て我が物顔。
それも中央に、俺より発言権がありやがる。



「物理的に潰すならば、俺と傘下の組で可能だが？」


「それじゃ効果は無い‥
移転して歩くのが向こうのスタイル、物理的に潰しても、次の拠点に移動すればそれで済む」


もっと効果的に潰す方法は無いか？？



「・・・
八神美波・・・」


「あの女調教師か？」


「上杉さんも見たのか‥
八神美波を奪い、そうだな‥‥‥とことんまで壊すか？
どうやら櫻澤の所は、あの八神美波がお気に入りのようだからな」


「どうやるんだ東条？」


「亜弥、お前は此処に残れ、その変わり櫻澤達には気付かれるなよ」


「はい東条さん‥」


「八神美波を、気付かれないように拉致しろ亜弥‥
後の判断は、亜弥と上杉さんに任す」


「畏まりました主催」


「ふん、女の言いなりか‥‥」


上杉の不服など俺は知らん。
亜弥をこちらに置いておけば、後は亜弥が上手くやるだろう。


覚悟しろ櫻澤！
今度こそ、今度こそ本当に潰してやるっ！！