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契約的束縛ー羞恥公開調教
第20章 大いなる保護と罠

主催との話も終わり、パタンと仕事部屋の扉を閉めて、あまり人気の無い2階へと上がる。
本部の日本支部に連絡を取るのならば、他の人には聞かれたくは無い。
「・・・仁科さん?」
「美波、何故2階に?」
「今日の衣装を探しに衣装部屋へ‥
仁科さんは?」
他は問題外だが、美波だけは聞かれても構わない。
「少々外に連絡をと‥
一緒に衣装部屋へ行きます」
「??」
よく分からないという顔の美波を促して、私と美波は衣装部屋へ移動。
「仁科さん?」
「連絡を入れるのは、日本にある本部直轄の日本支部です‥
聞かれたら少々困りますからね」
「・・・あっ・・・」
美波も私の意味に気付いたらしい。
大人しく、衣装部屋にある椅子に座った。
私の方は、めったに使わないスマホを取り出し、目的の人物へと電話を掛ける。
『・・・盟主・・・』
「久しぶりですねルーク‥
不本意ながら、探りの依頼です出来ますか?」
ルーク・・ルーク・ガルシア
本部が私に付けた幹部であり、中央にも何かと顔が利く。
遺跡に居た時も、このルークがずっと私に付き従っていた。
『盟主の命でしたら何なりと・・・』
「ふぅ――
その言い方は好きではありません‥
まあ、それは良いです、探って欲しいのは、もう1つのクラブの主催東条海里・・・」

