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契約的束縛ー羞恥公開調教
第20章 大いなる保護と罠



私ですら、美波が本当に分かっているのかと思ってしまう。



(私も、だいぶ疎い方だと思っていたんですがね)



その私ですら、美波のこの無意識の行動に不安を覚える。


人間は誘惑と、自身の欲望に弱い。
今みたいな美波を見て、ただの人間が欲望を抑える事はほぼ不可能。


本能のままに、欲望のままに美波を襲うだろう。
それくらいは、長く世俗と離れていた私にだって理解出来るというのに、美波は全く分かっていないよう。



「・・・・・悠人?」


「はぁ‥‥
美波、衣装が整ったら、1~2時間程度ですが外出出来ますか?」


「??
どうして・・・」


「かなり不安になって来ました‥
ですから、ちょっとした贈り物を取りに行こうかと・・・」


「贈り物?」


「美波の身の安全を守る物です‥
ただし行き先は、上杉組ですが‥‥」


「・・・上杉組・・・」


明日に回そうと思ったが、やはり今日中の方が良い。
上杉組にあるというのも気になる所。


美波は、上杉組と聞いて渋い顔をしているが、この際仕方が無い。
美波が居なければ、話にならないのだから。



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