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契約的束縛ー羞恥公開調教
第22章 盟主の力

櫻澤は憎いが、この女は関係無い。
俺はそう思っていたが、東条にはこの女も恨みの対象。
いや櫻澤に付く全員が、恨みの対象なんだろうよ。
全く、執念深い男と組んだもんだ、この女を見てつくづくそう思った。
数でモノ言わす東条と‥
少数精鋭で、1人1人が強い櫻澤‥
「・・・生き残るのはどちらか‥
意外に櫻澤かも知れん」
前に東条が言っていた・・
櫻澤の所は特殊経歴か経歴不明、そんな人間の集まりだと。
櫻澤自身の経歴も半分は謎。
海外生まれの海外育ち、それくらいは経歴にあるらしいが、櫻澤の出身国は内戦地帯で、その経歴すらも怪しい。
(案外、櫻澤の方に利があったのかも知れん)
今更だ、俺は上杉組は東条からは抜け出せない。
それだけ深く繋がっている、あの神楽に組を良いように使われる程には。
「それで良い‥
組が生き残る道、元々櫻澤とは合わん‥‥」
脱いだ服を肩に掛け、この女とは別の理由で会いたかったと思いながら、俺は地下から事務所への階段を上り出した・・・・・

