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契約的束縛ー羞恥公開調教
第22章 盟主の力

口調こそ何時もと変わらんが、仁科の目にはあらか様な怒りの色。
俺でさえ、いや今まで俺達の誰も、こんな仁科を見た事が無い。
折れるしかない。
今の仁科は、自身が言うように本気だ。
「・・・分かった・・・」
「すみません本郷さん‥
今回ばかりは引けない理由があるんです」
仁科が漸く肩の手を離す。
あれだけの力だったのに痛みすら無い、俺は本当に仁科を甘く見ていたようだ・・・・・
「・・・済んだか?」
「えぇ‥‥」
「・・運転に回ります・・」
仁科が本郷を抑えるとはな。
どうやら本気の仁科は、全く手が付けられ無いらしい。
「・・・
やはり、櫻澤の所はヤバいのが多いらしいな・・・」
「まあな‥‥
元自衛官の本郷‥
道具制作に長けている宮野‥
紛争地帯で解放戦線に居た俺‥
そして、Cross sels本部から直接来た仁科‥
くせ者揃いなのは認める、色んな意味で特殊部隊より強いぞ、特に仁科がな」
「仁科‥‥仁科悠人‥
経歴が一切不明だと、組長から聞いた事がある」
「中央の上部組織、本部が仁科の事を揉み消しているんだ、分かる訳が無いだろうよ‥
ついでに言うと、Cross sels内の階級制度で言えば、仁科は俺より遥かに上だ」
此処まで来たんだ、多少仁科の事をバラしても問題ないだろう。

