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契約的束縛ー羞恥公開調教
第25章 衝撃的連鎖ー主催の判断

きっちりと仕事部屋を破壊し尽くし、導火線を辿り主催の部屋までやって来た。
「・・・終わったみたいだな?」
「私が下手な事をすると思いますか主催??」
「いや、仁科の事だ間違いは無い」
壁に背を付いたまま、動かない主催。
それに、血の匂いが更に増して部屋中に血の匂いが充満している。
「櫻澤さんっ!!」
そんな中、私の横を通り過ぎて、美波が主催の元に駆け寄った。
「櫻澤さん、傷の手当てを‥‥」
「ああ‥‥
とは言っても、そろそろ止血程度では済まん‥
俺の事はいい・・・
美波それにお前達は・・・逃げるんだっ!!」
「「「「!!!」」」」
ああやはり、とは思う。
これだけの血の匂いであれば、出血はかなりの量。
壁に背を付いて座っているのでは無く、もう動く事も出来ない、私はそう見る。
「仁科さんっ!
櫻澤さんの傷、治す事は出来ないんですか!?」
「美波・・・
幾ら私でも此処まで出血をされれば‥
傷は塞ぐ事は出来るとは思いますが、失った血を補う事は‥‥出来ません・・・」
「・・・そんな・・・」
辛い言い方だが、嘘は吐いていない。
私の力にだって限界というものがある、それも人の傷や病気を治すという行為は、予想以上の制限が付いてしまう。

