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契約的束縛ー羞恥公開調教
第26章 逃走と援護

「・・・主催」
「マジかよ‥‥」
「嘘‥‥嘘‥‥」
今の爆発は、間違いなく櫻澤さん達が仕掛けた爆薬が爆発した。
そして櫻澤さんは、櫻澤さんは・・・
「嘘‥‥嘘っ‥‥
居なく‥‥なるなんて‥‥‥‥霧斗ぉぉ―――っっ!!!」
「「・・・!!」」
泣き叫ぶ私を、宮野さんが無理やり押さえ、私は宮野さんの腕の中で、ただ泣くばかり。
どうして、どうして霧斗が犠牲にならなきゃいけないの!?
割り切れと言われても、割り切れないよっ!!
「うっ、ぅっっ‥‥」
「・・美波・・」
本郷さんは考えたく無いのか、運転に集中し。
宮野さんは、ただ私の背中をずっとさすって、一言も話さない。
静かな車の中で、私だけ、私だけ1人泣いているだけ・・・
どれくらい、宮野さんの腕の中で泣いていたのだろう??
"リ―――――ン"
「・・・・・ぁっ!!」
「どうしたんだ美波?」
運転中の本郷さんが、チラッと私を伺っているよう。
「・・・ピアス・・・」
「「ピアス?」」
「仁科さんのピアスの共鳴音が、聞こえる‥‥」
「という事は、仁科は無事か‥
何処に居るか分かるか美波?」
「・・・まだ距離が離れているみたい‥
だけど、私達を追っているのは分かるよ」
少しずつだけど、ピアスの音が近付いているから。

