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契約的束縛ー羞恥公開調教
第28章 エピローグ

「・・・・・」
慣れ親しんだ街の灯りが、ゆっくりと遠く離れて行く・・
私、本当に日本から離れるんだなって‥
これから、私の知らない世界に行くんだなって‥
今、私は海外船籍の貨物船に乗っている。
日本から密航するには、これが一番安全な方法だって、ルークさんが言っていた。
同じく本郷さんも宮野さんも、ルークさんの手配した別の貨物船に乗り込んで既に出航済み。
それぞれ次の寄港地で降りて、一般の客船に乗り換える。
・・全員日本を離れてから・・
パスポートや必要な物は、全てルークさんが準備と手配を完璧にしてくれた。
特に本郷さん。
アフリカという事で必要な物資や、当座の‥‥いやそれ以上の資金、住む家に至るまで完全手配。
宮野さんは、アメリカに着いたらCross sels(クロスシールズ)のラスベガス支部に入る予定。
こっちは何も問題は無いみたい。
・・・そして私は・・・
「・・・
美波、寒くありませんか?」
「・・・もう少し、景色を見ていたいの・・・」
「・・・気持ちは、分かります‥
暫くは日本の景色は見れないでしょうから」
私は仁科さんと一緒に、貨物船の看板の上。
数年は見られないと思う日本の景色を最後に目に焼き付ける為に、寒空の中だというのに無理を言って看板へと上がって来た。

