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それを、口にすれば
第16章 愛しい名前
良介が再び台車の上に転がされる。

そしてライトの中央では今、優雨が一人吊るされていた。
ニットも、スカートも切り剥がされ、白い肌すべてを晒している状態だ。

両手はまとめて上に上げられ、右足の膝も天井から伸びた鎖で繋がれている。
そしてその股間は無駄な毛が全て取り除かれ、淡く色づいた女性器がすっかり露わとなっていた。

『あの滴が見えますか……あのつららのように垂れ、美しく輝く滴はもちろんこの田所優雨の体液です。見られているだけでこの状態……さあ、皆さんどうぞお一人づつこちらに来てください。もっと近くに……。道具は色々と取り揃えてございます』

そこからの時間は優雨にとってまさしく地獄だった。

ここへ来てからの流れで、セックスを強要されてしまうのだろうとは覚悟していた。

しかし、こんな辱めを受けることになるなんて……。
それは文字通り、ただ優雨を順番に辱めるだけの時間だった。

くじ引きの順に目の前にやって来るのは、男性、女性、見知った顔、知らない顔、仮面を着けていて誰だか分からないもの……様々で、それらの人たちが思い思いの性具で優雨のむき出しの性器や乳房を弄ぶのだ。


吊るされた優雨の股間に、スーツ姿の男がローターを押し当てる。
毎日ランチしに来てくれていた営業の男性だ……

「いつもオカズにさせてもらってたよ……どんな喘ぎ声かなとか想像して……」

「ああっ……嫌、やめて下さい……ああ……うっ……うっ……」

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