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それを、口にすれば
第16章 愛しい名前
次に現れたのは、仮面をしているが、服装からしてOL風の女だ。
黙ったまま、乱暴に電動マッサージ機を押し当てる。
「ああっ! ああっ! ああっ! ダメ……!」
優雨のことが気に入らないのだろうか……望まない絶頂に震えながら耐える優雨を蔑むように見下ろしている。
「……恥ずかしい人ね」
彼女の捨て台詞を浴びながらも、優雨は涙と愛液を流し続けていた。
また優雨のファンだと言って、週に一度は店に来てくれていたおじいさんが手にしたのは、細く長いディルド。
筋張ったリアルな形状のそれがゆっくりと挿しこまれる。
「おお、優雨ちゃん……ワシはもうあっちの方はダメなんじゃが……それ! それ!」
「はああっ……!」
細いディルドが大きな絶頂をもたらすことは無かったが、その堅さが優雨の奥底を抉ると、堪え切れない快感が子宮を溶かす。
「ダメ……ダメ……あっ! あっ! ああああっ!」
心の中で結城の名を呼び、必死で耐えようとした優雨だったが……自分の意志とは裏腹に、いつしかディルドを迎えるようにして腰が動いてしまっていた。