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しあわせのカタチ
第3章 中毒
何度お預けをくらったのか・・・もうほとんど理性が飛んでいて、ただただ大きく足を開き、喘ぎ声を出していた。

「はぁッッ・・・ぁ-ッッ・・んッッ・・・イ・・きたぃ・・・の・・ぁっ・・・」

「・・・こっち来て」
腕を引かれ、ガクガク震える足で部屋の方に連いていく。

「ほら、手ついて」

「・・ぇ・・・」

「イキたくない?」

「・・・」
光が降り注ぐ窓枠に手をつき、高く腰を差し出す。

外からはそんなに見えないのかもしれない。
だけど、こちら方からは仲良さげに道路を歩いているカップルや、親子連れ、車なんかがよく見えた。

後ろから激しく突き刺さる。
「ぁッッあッッ・・・ぁ-ッッ」
溜まった欲望がすぐに溢れ出した。

ヒクヒクと痙攣しているそこを更に激しく責め立ててくる。
「もぅ・・ゃだ・・あッッ・・・やめッッ・・・あっ・・・」

「ほら見て。あいつこっち見てる」
責め立てられながら窓の外に目をやると、向かいのビルからこちらをじっと見つめる人がいるのがわかった。
「・・・ゃッッ・・やだっ・・・」

「若菜ちゃんのいやらしい姿見せてあげようね」

「あッッ・・ゃ・・・恥ずかし・・・あっ・・・」
何度も何度も絶頂を味わった。


「・・俺も・・・もうイク・・」
何度目かの絶頂と同時に、中にドクンッと熱い液が注ぎ込まれた。



「一緒にちゃんとお風呂入ろ」
2人でバスタブに浸かる。
後ろから抱き締められる感覚に胸が締め付けられた。

和也くんの優しい一面といじわるな一面。
そのギャップがまた私を狂わせた。
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