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しあわせのカタチ
第6章 しあわせのカタチ

………………………………………………………
3年後...
「ねぇねぇ、誰かと待ち合わせ?」
「俺らと遊びに行かね?」
ちゃらちゃらした男…。
「え、いや…無理です」
「ま、良いじゃん」
腕を掴まれる。
「やだっ離して…っ」
「俺の女に何か用?」
私の腕を掴んでいる手をぐっと掴んで引き離す。
「いや、なんもないっす」
そそくさと男たちは逃げて行った。
「…俺の女だって」
笑えてくる。
「え、だってそうだろ」
「そうだけど…安いドラマかマンガみたい」
2人で笑う。
「で、どうだった?」
その問いに笑顔でピースをして見せる。
「え…」
「私たち、お父さんお母さんになるんだよ」
「まじか…」
「まだこんなに小さいけどね」
白黒の小さな写真を見せる。
「そっかぁ」
「和也くん、嬉しい?」
「…当たり前だろ」
そう答える和也くんの目には少しだけ涙が浮かんでいた。
いつか見た夢…。
あの夢が現実になるのももうすぐ…。
『みんなで、しあわせになろうね』
これが私たちの、しあわせのカタチ...。
~完~
3年後...
「ねぇねぇ、誰かと待ち合わせ?」
「俺らと遊びに行かね?」
ちゃらちゃらした男…。
「え、いや…無理です」
「ま、良いじゃん」
腕を掴まれる。
「やだっ離して…っ」
「俺の女に何か用?」
私の腕を掴んでいる手をぐっと掴んで引き離す。
「いや、なんもないっす」
そそくさと男たちは逃げて行った。
「…俺の女だって」
笑えてくる。
「え、だってそうだろ」
「そうだけど…安いドラマかマンガみたい」
2人で笑う。
「で、どうだった?」
その問いに笑顔でピースをして見せる。
「え…」
「私たち、お父さんお母さんになるんだよ」
「まじか…」
「まだこんなに小さいけどね」
白黒の小さな写真を見せる。
「そっかぁ」
「和也くん、嬉しい?」
「…当たり前だろ」
そう答える和也くんの目には少しだけ涙が浮かんでいた。
いつか見た夢…。
あの夢が現実になるのももうすぐ…。
『みんなで、しあわせになろうね』
これが私たちの、しあわせのカタチ...。
~完~

