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第7章 愛と闇

電車が駅に停まって適度に空いていた車内に人の塊が入り込んできた。
急に車内の密度が高まる。
それなのに駅員さんはまだ入るとばかりに、ありったけの力で押し込んでいく。

気付くと私は反対側の扉の前まで流されていて、純さんの姿が見えなくてキョロキョロと辺りを見渡した。
これだけの人混みの中では見付けることが困難で、一気に不安になった。


その時、何かが触れた。
ビクッとして身体が硬くなる。

すると、またサワッと当たって、ワンピースの上からお尻を撫でられた。

これは以前にも経験したことがある。


...純さん...どこ、怖いよ...。