この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
支配~control~
第7章 愛と闇
電車の中に人が流れ込んできて、前にいたはずの茜の姿が見えなくなった。
俺が茜の姿を反対側の扉の前で見つけたのは、暫く経ってからで。
すぐにでもそばに行きたかったが、ひしめき合う電車の中では難しい。
駅まで我慢するか…。
そう思いもう一度、茜の様子を見る。
その姿を見て、俺の中でギリギリの所で均衡を保っていた何かが大きく崩れ落ちていくような気がした。
顔を赤らめ、笑顔を見せる茜。
人に隠れていて、顔は見えないが…。
…?
誰かと喋っている…。
茜の前にいる奴。
あれは…。
俺が茜の姿を反対側の扉の前で見つけたのは、暫く経ってからで。
すぐにでもそばに行きたかったが、ひしめき合う電車の中では難しい。
駅まで我慢するか…。
そう思いもう一度、茜の様子を見る。
その姿を見て、俺の中でギリギリの所で均衡を保っていた何かが大きく崩れ落ちていくような気がした。
顔を赤らめ、笑顔を見せる茜。
人に隠れていて、顔は見えないが…。
…?
誰かと喋っている…。
茜の前にいる奴。
あれは…。