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支配~control~
第7章 愛と闇
駅に着くと、ひしめき合っていた人集りは降りていき、また車内は適度なすき具合を見せた。

「茜」
遮るものがなくなり、俺は声を掛ける。

「あ…純さん」

「純」
茜の言葉と被るように声が聞こえてくる。

その声の主。
…やっぱり。
「陸...」

俺と陸にだけわかる形で不穏な空気が漂う。

「お前ちゃんと守ってやれよ」
陸がそんなこと言うもんだから、心の中にどんよりとしたものが広がってくるのがわかった。

「お前に言われたくない」
敵意を剥き出しにして睨むと、陸の胸元に紅い染みが付いていた。

「また痴漢に遭ってたんだよ」

「あの、陸さんに助けていただいて…」
茜が付け加えて言う。
その唇の色と陸の服に付く色が一緒だと気付き、完全に俺の心は真っ黒に染まった。

「…こいつは俺のだから」
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