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支配~control~
第4章 ヤキモチ
「…は?」
純さんがしれっと言うもんだから、それに言い返してしまう。
「自分だって昨日他の人と…っっ」
そこまで言った所で言葉を止める。
だって…。
だって、まるで…。
「昨日?」
少し考えてから、続けた。
「…あれ、見てた?」
「…」
自分でもわかる。
今、自分がどんな顔をしているのか。
真っ赤な顔で、泣きそうで。
ほんと…。
まるで…。
「お前…それ、ヤキモチ?」
本当のことを言われて、更に血が上る。
「っもう良いです…離してください」
手を捩ってみるけど離れない。
「あれは事故」
キスにどんな事故があるんだか。
心の中ではいくらでも悪態をつける。
「これが本当のキスだ」
そう言って私の唇を奪った。
純さんがしれっと言うもんだから、それに言い返してしまう。
「自分だって昨日他の人と…っっ」
そこまで言った所で言葉を止める。
だって…。
だって、まるで…。
「昨日?」
少し考えてから、続けた。
「…あれ、見てた?」
「…」
自分でもわかる。
今、自分がどんな顔をしているのか。
真っ赤な顔で、泣きそうで。
ほんと…。
まるで…。
「お前…それ、ヤキモチ?」
本当のことを言われて、更に血が上る。
「っもう良いです…離してください」
手を捩ってみるけど離れない。
「あれは事故」
キスにどんな事故があるんだか。
心の中ではいくらでも悪態をつける。
「これが本当のキスだ」
そう言って私の唇を奪った。