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支配~control~
第4章 ヤキモチ
強引だけど、優しく触れる唇。
「…ふ…ぁ…」
舌と舌が絡んでくちゅっと音が出た。

口の中のあらゆる場所を舌がなぞる。
その度にぞくっと身体が痙攣した。

激しく続くキスに私はとろけそうになって、立っているのがやっとだった。

「どう?気持ち良い?」
こくんと素直に頷いてしまう。
純さんは満足そうにまた唇を奪った。

「ヤキモチ妬いて勝手に怒って…困った奴」
ふっと笑うのがわかる。
その冷静さがまた私の羞恥心を煽った。

私の中ではまだあの女の疑いが晴れた訳じゃない。

そもそも私たちのこの関係は一体何なのか…。
付き合ってるの?

でも今はそんなこと考えられない…。
「ふ…っン」
口端から一筋の雫が零れ落ちた。
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