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支配~control~
第4章 ヤキモチ
それからの仕事はほとんど手がつかなかった。

たまに思い出したように動き出すイチゴのその刺激に耐えた。

「先輩?大丈夫ですか?」
仕事が終わってから、後輩の早坂くんがそんな私の様子を見て心配してくれる。

「え、あ、うん…大丈夫…ン」
また刺激が始まった。

「息も荒いし顔も赤いし…大丈夫じゃないですよ…送ってきましょうか?」

「はぁ…っ…ぁ…大丈夫…だから……ン」
息が上がる。
胸の突起も既にベストを越えて見えているくらい主張していた。
その快感に耐えているなんて言えない。

も…無理…。
絶対変だって思われてる。
やだ…。
立って…られない…。

「先輩?」
早坂くんの腕が私に伸びる。
「…ぁっ…ン…」

その伸びた手を遮って違う腕が身体を支えてくれた。
「どうした?」

「いや…先輩が体調悪いみたいで…」
早坂くんが差し出そうとした手を引っ込めながら答えた。
「そっか…俺のが迷惑かけて悪かった」

ちょっ…どさくさに紛れて何言って…。

あたふたしている私をよそに純さんはひょいっと私を抱える。
「俺が送ってくから」

周りにいた人皆が驚いた顔で私たちの方を見ていて、恥ずかしくてばたばたと身体を動かした。
「あ、あの…大丈夫ですから…降ろしてっ」

そんな抵抗も無駄に、純はすたすたと歩いていく。
「…ちょっ...」
その姿を見る周りの目なんて気にならないみたいに…。

「…じゃ、そゆことなんで…お先に」
そしてそのままばたんと部屋から出てしまった。

部屋の向こうではキャーと悲鳴が上がっているのがわかった。

も…やだ…。

睨んで見せても純さんは『ん?』と素知らぬ顔で返してくるだけ。

「俺ん家帰ろうね」
少年のような笑顔…。
職場では出来る男で、こんな姿見たことがない。

ほんと、どうかしてると思う。
そんなことを思いながらも、私はその笑顔にこくんと頷いた。
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