この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Hounds of Love
第6章 電車のボックス席

その電車はボックス席になっていて。
私は、窓際に座っていた。
しばらくして、この男が隣に座ってきたんだ。
こんなにすいてるのに…変な人。
そんな風に軽く思っただけだった。
「ナツちゃんは…セックス好き?」
男はニヤニヤと耳元で聞いてくる。
その息遣いが気持ち悪い。
応えない私に男は続ける。
「これ…ね、セックスが好きになる薬…」
一気に血の気が引くのがわかった。
「これ飲んだら…すぐに気持ち良くなりたいって、身体が疼くよ…」
頑なに口を固く閉じる。
私の気持ちなんて関係ないとでも言うように、男は私の頬を潰して、口をこじ開けた。
「…やっ、やめ…ッ」
私の抵抗を余所に、口を閉ざされ、唇を合わせられた。
その瞬間、異物が喉を通っていった。
私は、窓際に座っていた。
しばらくして、この男が隣に座ってきたんだ。
こんなにすいてるのに…変な人。
そんな風に軽く思っただけだった。
「ナツちゃんは…セックス好き?」
男はニヤニヤと耳元で聞いてくる。
その息遣いが気持ち悪い。
応えない私に男は続ける。
「これ…ね、セックスが好きになる薬…」
一気に血の気が引くのがわかった。
「これ飲んだら…すぐに気持ち良くなりたいって、身体が疼くよ…」
頑なに口を固く閉じる。
私の気持ちなんて関係ないとでも言うように、男は私の頬を潰して、口をこじ開けた。
「…やっ、やめ…ッ」
私の抵抗を余所に、口を閉ざされ、唇を合わせられた。
その瞬間、異物が喉を通っていった。

