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雨のち晴れ
第1章 曇り空
…違う。
これは私の言い訳に過ぎない。
自分のことを棚に上げて、自分が犯してる過ちを浩輔のせいにしてるだけなんだ…。
…最低だ。
─・・・
「…凛?」
「…凛!」
「… あっ…え…何?」
浩輔が私の顔を覗き込んでる。
どうやら、私がぼーっとしてる間に浩輔の家に着いたみたいだ。
「何じゃねぇっつの…ったく。俺といる時にぼけっとすんなよ」
裏のスイッチが入る一歩手前。
「ごめん。ごめんね」
必死で謝ってみるけど、浩輔の顔はふてくされたまま…。
「ちゃんと詫びてもらうから」
そう言うと、浩輔は車のエンジンを切って部屋に向かった。
私もその後を追う。
これから起こることがわかっているのに、逃げることも出来ずに、後をついて行くことしか出来ないんだ…。
これは私の言い訳に過ぎない。
自分のことを棚に上げて、自分が犯してる過ちを浩輔のせいにしてるだけなんだ…。
…最低だ。
─・・・
「…凛?」
「…凛!」
「… あっ…え…何?」
浩輔が私の顔を覗き込んでる。
どうやら、私がぼーっとしてる間に浩輔の家に着いたみたいだ。
「何じゃねぇっつの…ったく。俺といる時にぼけっとすんなよ」
裏のスイッチが入る一歩手前。
「ごめん。ごめんね」
必死で謝ってみるけど、浩輔の顔はふてくされたまま…。
「ちゃんと詫びてもらうから」
そう言うと、浩輔は車のエンジンを切って部屋に向かった。
私もその後を追う。
これから起こることがわかっているのに、逃げることも出来ずに、後をついて行くことしか出来ないんだ…。