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雨のち晴れ
第2章 荒れ模様
同じことがぐるぐると頭の中を廻る。

「...はぁ」

心を少しでも落ち着かせようと1つ大きく息を吐く。

タバコをくわえ、シュポっとライターの火をつけると、ゆらゆらと不安定に揺れた。

駅のホームにびしょ濡れの女が1人。

それだけでもおかしいのに、よく見ると全身ボロボロで痣だらけ。

こんなの引くよね。

「はは....」

自虐ネタに自分で笑ってみる。

その瞬間。

瞳から大粒の涙が溢れてきて。

私は静かに泣いた。

泣いても解決しない。
そんなことは解ってる。

もう、涙は枯れたと思ってたのに。

頬を伝う涙がしょっぱくて。

このままどっか消えちゃいたい...。

そんなことをうじうじと考えていた。
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