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伝わらない想い
第1章 ~5年前~
しばらくは毎日のように連絡を取っていたんだ。
でも、忙しさを理由にどちらからともなく、少なくなった。
俺もあんな風に優希と歩きたいよ…。
ブルースカイからの一人歩く帰り道。
目の前に仲良さげに歩くカップルの姿。
腕を組んで…。
「…優希…?」
チラッと見えた横顔が優希にそっくりで…。
もう一度見たけど、暗くてよく見えない。
咄嗟に携帯を取り出してボタンを押す。
すぐに呼び出し音が聞こえてきて。
その影が鞄から携帯を取り出すのが判った。
「はい?」
「優希…今どこ?」
一瞬だけ沈黙が流れて。
「...どこって、大阪だけど…言ったよね」
「…そっか、じゃあ、明日帰ってきてからで良いから会えない?」
「…ん…わかった…じゃね」
ぷつりと切れた。
見ると、影も携帯を鞄にしまっていた…。
でも、忙しさを理由にどちらからともなく、少なくなった。
俺もあんな風に優希と歩きたいよ…。
ブルースカイからの一人歩く帰り道。
目の前に仲良さげに歩くカップルの姿。
腕を組んで…。
「…優希…?」
チラッと見えた横顔が優希にそっくりで…。
もう一度見たけど、暗くてよく見えない。
咄嗟に携帯を取り出してボタンを押す。
すぐに呼び出し音が聞こえてきて。
その影が鞄から携帯を取り出すのが判った。
「はい?」
「優希…今どこ?」
一瞬だけ沈黙が流れて。
「...どこって、大阪だけど…言ったよね」
「…そっか、じゃあ、明日帰ってきてからで良いから会えない?」
「…ん…わかった…じゃね」
ぷつりと切れた。
見ると、影も携帯を鞄にしまっていた…。