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伝わらない想い
第8章 人を愛するということ
私は元々友達が少ない方で、ブルースカイで働くようになってからは特にこんな風に一緒にお茶をしたりするような間柄の子はいなかった。
久しぶりのこの感じ。
なんだか浮き足立ってしまう。
机に置かれたグラスを手に取り口にふくむと、ストローを伝って冷たくさっぱりした珈琲が喉を潤してくれた。
その間も茜ちゃんはアイスティーには見向きもせず、私が書いたノートを読んでいる。
「...これ、すごいよ」
「え、そうかな...良かったら貰って」
「良いの?」
もちろん、と、うなずく。
「お酒に合うおつまみ系が多いんだけどね」
「すごい嬉しい」
「純がよくお店で食べてるのはこれかな…」
そっと手を伸ばし、チーズタッカルビのページを見せた。
「あ、好きそう」
「結構簡単だから良かったらまた作ってみて」
そこでようやく茜ちゃんもグラスに手を伸ばした。
久しぶりのこの感じ。
なんだか浮き足立ってしまう。
机に置かれたグラスを手に取り口にふくむと、ストローを伝って冷たくさっぱりした珈琲が喉を潤してくれた。
その間も茜ちゃんはアイスティーには見向きもせず、私が書いたノートを読んでいる。
「...これ、すごいよ」
「え、そうかな...良かったら貰って」
「良いの?」
もちろん、と、うなずく。
「お酒に合うおつまみ系が多いんだけどね」
「すごい嬉しい」
「純がよくお店で食べてるのはこれかな…」
そっと手を伸ばし、チーズタッカルビのページを見せた。
「あ、好きそう」
「結構簡単だから良かったらまた作ってみて」
そこでようやく茜ちゃんもグラスに手を伸ばした。