この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
伝わらない想い
第8章 人を愛するということ
「優希さんも今日はお友達とですか?」
茜ちゃんが会話を続ける。

「ん...友達、って言うか...」
言葉を濁しながら彼女が視線を泳がせた。



「えっと…、彼とね、待ち合わせ」

...え...。

「え?」
私の心の声と被るように茜ちゃんが声を出した。

「私、もうすぐ結婚するの」
悪ぶれもなく、てへっと笑いながら左手の薬指を見せた。

「陸、さんとは…?」
私の聞きたいことを聞いてくれる。

「んーっと...」
また少し視線が泳いでから、にこっと笑って続けた。
「ちょっと、ね...ほら、マリッジブルーってやつ?彼と喧嘩しちゃっててさ、そんな時にふっと陸のこと思い出しちゃって、ほら、あいつ優しいじゃない?で、ちょっと甘えちゃって...でも今日仕事終わりに彼から連絡きて仲直りしたから」

パシッー...。

ペラペラと彼女の口から出てくる言葉を聞いて私は思わず彼女の頬を叩いてしまっていた。
/175ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ