この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
伝わらない想い
第8章 人を愛するということ
「いや、えっと…気持ちは嬉しい…でも、蘭のことそういう風に見たことなくて、今、ちょっと焦ってる...」
「だから、それをこれからそういう風に見てくれってことだろ」
純は私の気持ちがなんでも解っているかのように代弁してくれる。
「...解った」
陸が私の方を向く。
「 蘭、ありがとう...ただ、ちょっとだけ俺に時間をくれないか?」
ありきたりなその言葉を真剣に目を見て伝えてくれる陸に、私はただ小さく頷いて見せた。
つい溢れてしまった気持ち。
でも、後悔はしていない。
少し前進した私のこの気持ち。
陸に届くかどうかは解らない。
ついさっきまでこんなことになるなんて思ってもいなかった。
本当、自分の気持ちなのにコントロール出来なくて嫌になるな…。
恋って面倒臭い。
でも、やっぱり、この人を、陸を好きになって良かった...。
ずっと強ばっていた肩の力がスっと抜けたように感じた。
「だから、それをこれからそういう風に見てくれってことだろ」
純は私の気持ちがなんでも解っているかのように代弁してくれる。
「...解った」
陸が私の方を向く。
「 蘭、ありがとう...ただ、ちょっとだけ俺に時間をくれないか?」
ありきたりなその言葉を真剣に目を見て伝えてくれる陸に、私はただ小さく頷いて見せた。
つい溢れてしまった気持ち。
でも、後悔はしていない。
少し前進した私のこの気持ち。
陸に届くかどうかは解らない。
ついさっきまでこんなことになるなんて思ってもいなかった。
本当、自分の気持ちなのにコントロール出来なくて嫌になるな…。
恋って面倒臭い。
でも、やっぱり、この人を、陸を好きになって良かった...。
ずっと強ばっていた肩の力がスっと抜けたように感じた。