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伝わらない想い
第9章 伝えたい想い
「お前どうすんだよ」
茜ちゃんと蘭がいなくなってからすぐ純が言った。
「え、何が?」
その俺の間抜けな返答に純は大きな溜息を吐いた。
「蘭のことだよ」
「あ、え...」
「あれからまだ応えてないんだろ?いい加減にしろよ」
「...」
解ってるんだ。
自分でも。
早く答えを出さなきゃいけないって。
でも、今のこの時間が楽しくて。
彼氏彼女になってしまったら、またいつか終わってしまいそうで...。
「お前なぁ…蘭が可哀想だろ」
純の口から人を想いやる気持ちが珍しく出た。
「...解ってる」
「解ってねぇからいつまでも放ったらかしにすんだろ」
「...」
茜ちゃんと蘭がいなくなってからすぐ純が言った。
「え、何が?」
その俺の間抜けな返答に純は大きな溜息を吐いた。
「蘭のことだよ」
「あ、え...」
「あれからまだ応えてないんだろ?いい加減にしろよ」
「...」
解ってるんだ。
自分でも。
早く答えを出さなきゃいけないって。
でも、今のこの時間が楽しくて。
彼氏彼女になってしまったら、またいつか終わってしまいそうで...。
「お前なぁ…蘭が可哀想だろ」
純の口から人を想いやる気持ちが珍しく出た。
「...解ってる」
「解ってねぇからいつまでも放ったらかしにすんだろ」
「...」