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第9章 伝えたい想い

スカイブルーから帰って来て部屋で一人。

あいつの言葉を思い出す。

「文句言えねえぞ、あいつを他の男に取られても」

....。

蘭に告白されて。
あれから真剣に考えた。

それでも、なかなか踏み出すことが出来なかった。

それは、蘭の存在が俺の中でとても大きなものになっていて。
特別な関係になって、それがもし終わってしまったら...。

そんなことを考えると怖かったんだ。

けど。

“もし”なんてことを考えていた自分がバカだったんだ。

いい加減踏み出さなきゃいけない。

あいつを。
蘭を、この腕の中に入れたい。

....。

俺は、部屋を出た。