この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
伝わらない想い
第9章 伝えたい想い
「陸くん、蘭のこと、よろしくね」
話はまとまったとばかりにお母さんが言った。

「ちょ、え、おい...」
お父さんはまだあたふたとしている。

「腹括りなさい」
びしっときつくお母さんが言う。

それから少し間を置いてお父さんが言った。

「陸」

「はい」

「蘭は小さい頃から感情をあまり表に出さない子だった」

...。

「解りにくいこともあると思う」

...。

「それでいて実は心の中では考え過ぎてたりして」

...。

「勝手に不安がってたり」

...。

「だから、困ることもあると思う」

...。

「結構面倒臭い奴なんだ」

...。

「けど、俺たちにとっては世界一の娘なんだよ」

「はい」



「蘭のこと、よろしく頼む」

「はい」


...。

「お父さん、お母さん...ありがとう」

二人の目に光るものが見えた。
/175ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ