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伝わらない想い
第2章 恋の始まり
次の日。
改めてブルースカイで純と飲むことになった。

連日の酒。
俺の気分は今最高に良いから、そんな時は酒も進む。

少し遅れてきた純とビールグラスをカツンと合わせた。

「ぷはぁ…うめぇ」

一気に喉を伝って、冷たいビールが入り込んでくる。

幸せな瞬間。

「で、なんだよ?何か話しあるんだろ」

やっぱりこいつにはお見通しか…。

俺がこいつのことが解るのと同じように、こいつには俺のことが解っちまうみたいだ。

「いや…な…」

それでも、大の大人が一目惚れしたとかそんなことはっきり言えなくて、俺は酒をぐびっと飲んで、少し気になってたことを聞いた。

「純は…今、好きなやついる?」

俺のその質問に、純は答えてくれなかったけど、きっと、今、好きだと思える女がいるんだろうなって…慌てる純の姿を見て思った。

「俺のことは放っとけよ…それよりお前はどうなんだよ?優希と別れてから…」

「いや…さ…」
俺は少しずつ話し出した。
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