この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
伝わらない想い
第2章 恋の始まり
「陸、何かいいことあった?」
蘭が話しかけてくる。
「んー...恋に落ちた」
「へ?」
素っ頓狂な声で返してくる蘭にもう一度言った。
「久しぶりに、恋に落ちたんだ」
新しく届いた酒をぐびぐびと飲んだ。
「今度はまともな女?」
サラッと酷いことを言われた気がするけど、酔っている俺には関係ない。
「可愛い子だよ」
「陸、女運ないからね」
呆れたように少し溜息を吐いて、蘭は言う。
「ちゃんと幸せになれる女にしなよ」
いつも生意気でどっちが年上なのかわからなくなる。
幸せってなんだろな。
俺自身ももちろん幸せになりたいとは思う。
けど、俺は...。
「女を幸せにしたいな...」
ボソッと呟いた。
蘭が話しかけてくる。
「んー...恋に落ちた」
「へ?」
素っ頓狂な声で返してくる蘭にもう一度言った。
「久しぶりに、恋に落ちたんだ」
新しく届いた酒をぐびぐびと飲んだ。
「今度はまともな女?」
サラッと酷いことを言われた気がするけど、酔っている俺には関係ない。
「可愛い子だよ」
「陸、女運ないからね」
呆れたように少し溜息を吐いて、蘭は言う。
「ちゃんと幸せになれる女にしなよ」
いつも生意気でどっちが年上なのかわからなくなる。
幸せってなんだろな。
俺自身ももちろん幸せになりたいとは思う。
けど、俺は...。
「女を幸せにしたいな...」
ボソッと呟いた。