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伝わらない想い
第5章 伝わらない想い
あの日。
陸に純のことで連絡した。
なんでそんなことをしたのか。
自分でもわからない。
そして、何があったのかも私にはわからない。
ただ、わかっていることは一つだけ。
あれから陸はお店に来なくなったということ...。
まだ蒸し暑い日だったことを覚えている。
それが今はもう凍えるような寒い日に変わっていた。
「今度は陸が顔見せなくなったな」
マスターが話しかけてくる。
「...そうだね」
私は何も変わらないように平気そうに見せてるけど、実はこの人には何もかもお見通しなんじゃないのか...。
すごく心配そうにこちらを見てくる。
「...何?」
「いや、なんでもない」
「そのうちまたひょっこり来るでしょ」
そんなことを言いながらも、私は店のドアが開く度に淡い期待をして、今日もまた彼を待つんだ。
陸に純のことで連絡した。
なんでそんなことをしたのか。
自分でもわからない。
そして、何があったのかも私にはわからない。
ただ、わかっていることは一つだけ。
あれから陸はお店に来なくなったということ...。
まだ蒸し暑い日だったことを覚えている。
それが今はもう凍えるような寒い日に変わっていた。
「今度は陸が顔見せなくなったな」
マスターが話しかけてくる。
「...そうだね」
私は何も変わらないように平気そうに見せてるけど、実はこの人には何もかもお見通しなんじゃないのか...。
すごく心配そうにこちらを見てくる。
「...何?」
「いや、なんでもない」
「そのうちまたひょっこり来るでしょ」
そんなことを言いながらも、私は店のドアが開く度に淡い期待をして、今日もまた彼を待つんだ。