この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
伝わらない想い
第5章 伝わらない想い
「...茜ちゃん」
「茜...」
シンっと静まり返る。
「私の幸せは、私が決める」
静まり返った店に彼女の声だけが聞こえる。
彼女の瞳からは涙が溢れていて。
それでも、彼女の言葉は力強くて。
「私は、あなたが好き...」
彼女のその想いが届いてくれ。
心の底から願っていた。
「純...」
「...俺はお前を壊してしまうかもしれない」
純のナカで黒く大きな塊が溶け出してくるのがわかる。
「真っ黒に染めるかもしれない」
...。
「...陸が言う、ちゃんとした愛を与えてやれないと思う」
...。
「こんな俺で良いのか」
「純さんが、良いの」
「茜...」
シンっと静まり返る。
「私の幸せは、私が決める」
静まり返った店に彼女の声だけが聞こえる。
彼女の瞳からは涙が溢れていて。
それでも、彼女の言葉は力強くて。
「私は、あなたが好き...」
彼女のその想いが届いてくれ。
心の底から願っていた。
「純...」
「...俺はお前を壊してしまうかもしれない」
純のナカで黒く大きな塊が溶け出してくるのがわかる。
「真っ黒に染めるかもしれない」
...。
「...陸が言う、ちゃんとした愛を与えてやれないと思う」
...。
「こんな俺で良いのか」
「純さんが、良いの」