この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
伝わらない想い
第5章 伝わらない想い
いくら想っても伝わらない想い...か。

陸がまるで自分に言い聞かすように言ったその言葉が私の胸にも突き刺さる。

私のこの想いはどうなんだろう。

いつか、伝わる日がくるのかな...。

「蘭、ありがとな」
3杯目のビールを口にしながらそう言う陸の顔はなんだか切なくて、私まで泣きそうになった。

「...私は何もしてないよ」

実際そうだ。
私が特に何かをした訳じゃない。

それなのに、陸はありがとうと言う。

「蘭のその優しい雰囲気が好きだ」

その好きは私が求めている好きとはまた違うものだと判っているけど、少しドキッと心が跳ねる。

「...何それ」
2人で笑う。

この感じがすごく久しぶりで、とても暖かい気持ちになった。

「はい、どうぞ」
4杯目のグラスを陸の前に差し出した。

ー。
/175ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ