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伝わらない想い
第5章 伝わらない想い
いくら想っても伝わらない想い...か。
陸がまるで自分に言い聞かすように言ったその言葉が私の胸にも突き刺さる。
私のこの想いはどうなんだろう。
いつか、伝わる日がくるのかな...。
「蘭、ありがとな」
3杯目のビールを口にしながらそう言う陸の顔はなんだか切なくて、私まで泣きそうになった。
「...私は何もしてないよ」
実際そうだ。
私が特に何かをした訳じゃない。
それなのに、陸はありがとうと言う。
「蘭のその優しい雰囲気が好きだ」
その好きは私が求めている好きとはまた違うものだと判っているけど、少しドキッと心が跳ねる。
「...何それ」
2人で笑う。
この感じがすごく久しぶりで、とても暖かい気持ちになった。
「はい、どうぞ」
4杯目のグラスを陸の前に差し出した。
ー。
陸がまるで自分に言い聞かすように言ったその言葉が私の胸にも突き刺さる。
私のこの想いはどうなんだろう。
いつか、伝わる日がくるのかな...。
「蘭、ありがとな」
3杯目のビールを口にしながらそう言う陸の顔はなんだか切なくて、私まで泣きそうになった。
「...私は何もしてないよ」
実際そうだ。
私が特に何かをした訳じゃない。
それなのに、陸はありがとうと言う。
「蘭のその優しい雰囲気が好きだ」
その好きは私が求めている好きとはまた違うものだと判っているけど、少しドキッと心が跳ねる。
「...何それ」
2人で笑う。
この感じがすごく久しぶりで、とても暖かい気持ちになった。
「はい、どうぞ」
4杯目のグラスを陸の前に差し出した。
ー。