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友達でいるしかない
第6章 文香の幸せ
「ちょっと寄って行かないか?」
二人のキスを見てしまった高台に誘ってしまった。
鮮明に思い出すのは目に見えている。
だけど誘わずにはいられない。
ここがどういう神社なのか知ってるはずだろうけど説明したりする。
文香も知らないふりして俺の話を聞いていた。
ベンチに座って目の前に広がる街並みを見つめ、ただ時間が過ぎていく。
目の前に沈んでいく夕日が赤々となり横にいる文香を照らす。
「お前・・・あいつと長いよなぁ・・・一年ぐらいか??すげ~なぁ。俺なんて長くて半年。短いと数週間・・・俺の何がいけないんだろうなぁ。自信なくす・・・」
当たり障りのない言葉を探す。
これでいい。
何気ない話をして、さっさと帰ろう。
そう自分に言い聞かせる。
「自信なくすって・・・則孝は良い男だよ!私は好きよ」
文香の口から『好き』という言葉が発せられた。
その前の言葉なんて耳に入らない。
俺の背中にを軽くたたく手から暖かさが伝わってくる。
「小学生の頃からずっと見てる私が言うんだから間違いないよ。則孝は良い男・・・」
いきなり文香の腕つかんだ。
驚いたのか言葉が途中で止まった。
このまま手を離して帰ろうと言えば何も変わらない。
今のままでいられる。
と自分に必死に言い聞かせる。
言い聞かせるが…
俺を覗き込む顔が、俺の理性を煽る。
その唇が、その表情が俺の何かを壊す…
二人のキスを見てしまった高台に誘ってしまった。
鮮明に思い出すのは目に見えている。
だけど誘わずにはいられない。
ここがどういう神社なのか知ってるはずだろうけど説明したりする。
文香も知らないふりして俺の話を聞いていた。
ベンチに座って目の前に広がる街並みを見つめ、ただ時間が過ぎていく。
目の前に沈んでいく夕日が赤々となり横にいる文香を照らす。
「お前・・・あいつと長いよなぁ・・・一年ぐらいか??すげ~なぁ。俺なんて長くて半年。短いと数週間・・・俺の何がいけないんだろうなぁ。自信なくす・・・」
当たり障りのない言葉を探す。
これでいい。
何気ない話をして、さっさと帰ろう。
そう自分に言い聞かせる。
「自信なくすって・・・則孝は良い男だよ!私は好きよ」
文香の口から『好き』という言葉が発せられた。
その前の言葉なんて耳に入らない。
俺の背中にを軽くたたく手から暖かさが伝わってくる。
「小学生の頃からずっと見てる私が言うんだから間違いないよ。則孝は良い男・・・」
いきなり文香の腕つかんだ。
驚いたのか言葉が途中で止まった。
このまま手を離して帰ろうと言えば何も変わらない。
今のままでいられる。
と自分に必死に言い聞かせる。
言い聞かせるが…
俺を覗き込む顔が、俺の理性を煽る。
その唇が、その表情が俺の何かを壊す…