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友達でいるしかない
第7章 時の流れ
俺の言いたいことを聞かずに文香はタクシーに乗り込み俺の前から消えた。
2年ぶりに再会して、会った時間はたった5分。
自分が情けなくなった。
本当はもっとスマートに誘うつもりで色々考えていたのにいざとなったら何もでこない。
昔からそうだった。
他の女にならスマートに事を運べても文香相手だとスマートにいかない。
これが俺の運命なのだろうとあきらめ半分で店の中にもどろうとしたとき携帯がなった。
見てみると文香からのメールだった。

『久しぶりに会ったのに慌しくてごめんね。
 明日のお昼、一緒にランチなんてどうかな?
 12時~15時までだったら時間つくれるから』

たった4行なのに、先ほどまでの気持ちが嘘のように消えた。

『花の介抱お疲れ様。
 飲ませた一馬、締めとくから(笑)
 明日は楽しみにしてるよ。
 お店は任せていいかな?
 決めたら教えて』

それだけ打ち込んで店の中に戻る。
たったの15分程度席を外れただけなのに完全に出来上がってる5名。
出遅れて酔えなかった俺が介抱役になるのは必然。
酔っ払いを相手にしながら明日のことを思った。
会えるのは、たった3時間。
その中で、文香との共通点を見つけ出し、帰ってからも二人で会えるようにしたいと策を練る。
今度こそスマートに文香と話したいと、思いをめぐらせる。
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