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サイドストーリー7
第20章 セカンドラブ③
それでも、お互いにたくさんほかの案件を抱えていて
帰りが同じ時間になることはそんなに多くなかったし
まして朝昼の主任のご飯事情は全く変わっていないだろうから
いまだに適当に済ませていると思う。
面倒な資料は「俺がやる」と翌日には出来上がっていた。
一緒にご飯を食べに行っても、ほとんどお酒を飲まない主任は
家に帰った後に仕事をしているんだと思う。
村上物産のプレゼンを無事に終え、結果は上々で、翌日には契約も済ませた。
契約の時間が読めなかった私たちは、会社にはNRと報告していた。
契約が思ったより早く終わって村上物産を出た私たちは
「今日ぐらいはそのまま帰ろう」
と、駅までの道を歩き出した。
「夕陽を見たのなんか数年ぶりです」
この時間に外を歩いていても、夕陽を見る余裕なんかなかったし
社内にいたら、視線は常にパソコンの画面だった。
少し立ち止まってビルの合間の夕日を眺めた後
主任のほうをふと見たら
主任は片膝をついて、大きく息を吐きだしていた。
「主任!!!」
帰りが同じ時間になることはそんなに多くなかったし
まして朝昼の主任のご飯事情は全く変わっていないだろうから
いまだに適当に済ませていると思う。
面倒な資料は「俺がやる」と翌日には出来上がっていた。
一緒にご飯を食べに行っても、ほとんどお酒を飲まない主任は
家に帰った後に仕事をしているんだと思う。
村上物産のプレゼンを無事に終え、結果は上々で、翌日には契約も済ませた。
契約の時間が読めなかった私たちは、会社にはNRと報告していた。
契約が思ったより早く終わって村上物産を出た私たちは
「今日ぐらいはそのまま帰ろう」
と、駅までの道を歩き出した。
「夕陽を見たのなんか数年ぶりです」
この時間に外を歩いていても、夕陽を見る余裕なんかなかったし
社内にいたら、視線は常にパソコンの画面だった。
少し立ち止まってビルの合間の夕日を眺めた後
主任のほうをふと見たら
主任は片膝をついて、大きく息を吐きだしていた。
「主任!!!」