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美術教師の羞恥奴隷
第12章 聖水ショー ■未桜編①■
 するとここで、洗面器を未桜のすぐ近くに置いてから藪下が言った。

「ほら、ここに洗面器を置くから、すぐに用を足すといい。そんなに動かれては、ポーズをとってもらう意味がないので、このままだと中止せざるを得ない。聞き分けのないことを言っていないで、さっさとここでしなさい」

 きっぱりと言い切られたこの言葉に、未桜の理性は瞬く間に陥落させられてしまった。

 やはり、未桜の心の中では「自分が原因で中止されてしまうのが嫌」という気持ちが一番大きかったといえる。

 そして、既に我慢が困難になってきているという状況も手伝い、「この場で用を足しなさい」という藪下の要請に、未桜はとうとう応える決心をしてしまった。

「あぁん……分かりました。お見苦しいところをお見せすることになりますが……もう我慢できないので……ここでさせていただきます……! ポーズは……いったん崩しても?」

 未桜の言葉に、ニヤニヤを抑えきれぬ様子の藪下は、「ああ、もちろん」とあっさり許可を出す。

 男子たちは「待ってました」とばかりに色めき立った。




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