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美術教師の羞恥奴隷
第21章 拭かれて ■亜美子編①■
 拭かれるということは、ティッシュ越しとはいえ、身体に触れられてしまうということを意味するのだ。

 さらに言えば、手や肩など平気な場所ではなく、見られることすら恥ずかしい聖水噴射口を触られてしまうということになる。

 ましてや、今の亜美子は花蜜をたっぷり溢れさせている状態なのだ。

 そんな状態になっている秘所に触れられることは、心底嫌で嫌でたまらなかったが、だからといって、今さら「やっぱり恥ずかしくて」みたいなことを、亜美子は口が裂けても言えそうにない。



 亜美子の返事を藪下は「拭いてもいい」と受け取ったらしい。

 藪下は再び亜美子のそばでかがみ込むと、聖水噴射口に顔を近づけていく。

 内心「何してんの?!」と困惑している亜美子の様子には目もくれず、藪下は噴射口に鼻を限界まで接近させてから、くんくん匂いを嗅いで言った。

「おしっこの匂いがしてしまっているな。すぐに拭いてやろう」




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