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美術教師の羞恥奴隷
第24章 この日最後のポーズ ■亜美子編①■
 それを見てにんまり笑った藪下は、ティッシュを数枚とってくると、我が物顔で花裂を拭き始めた。

 再び触れられてビクッと反応した亜美子だったが、絶対服従を強いられているので、口から出かかった反抗と罵倒の言葉を飲み込む。



 ただ、ようやく少し落ち着いてきて、身体の疼きも治まってきたので、薮下が花裂を拭き終ったタイミングで、亜美子はそっと身体を起こした。

 使い終わったティッシュをゴミ箱へ投げ捨てた後、藪下が言う。

「蓬澤には少し無理をさせてしまったようなので、最後のポーズは1分間だけということにする。あと、情事までお願いした分、バイト代は当初言っていたものの倍額を支払おうと思っている」

「えええっ?!」

 唐突なこの申し出に、度肝を抜かれる亜美子。

 もちろん、無理やり犯されて処女を奪われたことに対する憤激や屈辱は強く、こんな程度のことでは到底帳消しにはできなかったが、少なくとも亜美子が「少しだけ気分がマシになった」と思ったのは事実だ。




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