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美術教師の羞恥奴隷
第35章 面談 ■藍里編①■
 藪下に対して不信感も嫌悪感も抱いていない藍里は、きょとんとしながらも聞き返す。

 藪下は一気に本題へと切り込んでいった。

「私は趣味で絵を描いている、いわゆるアマチュア画家なんだが……今度の展覧会に出品する絵のモデルがまだ決まっていなくてな」

 そこでいったん言葉を切る薮下。

 藍里は心の中で、「藪下先生は美術の先生だし、美術部の顧問もなさっているから、その趣味はあまり意外じゃないかも。きっと上手なんだろうなぁ。で、モデルって、まさか私にお誘いを? 私はそんなにスタイルが良いほうでもないし、まさかね」と呟きつつ、言葉の続きを待つ。

 藪下は一つ咳払いをしてから続けた。

「1日1時間ずつ、合計3日間だけでいいので、春日井にモデルをお願いできないか? バイト代は20万円支給しよう」

「ええっ?!」




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